【チーム】全日本少年サッカー決勝&選手権決勝&ルヴァンカップ決勝

11月3日・4日・5日の3連休に様々の大会の優勝が決まりました。

・全日本少年サッカー大会長野県大会決勝

・長野県高校選手権決勝

・ルヴァンカップ決勝

このどの大会にもそれぞれのドラマがありました。
その中でこんなエピソードです。
長野県高校選手権で優勝した上田西高校のGK「小山選手」についてです。

彼は、小学生時代に県トレセンに入るような選手でした。
中学時代にパルセイロU15に入団しましたが、3年間、第三GKとしてベンチを温める時間が長くなりました。
高校はパルセイロU18には上がれず、上田西高校に進学しました。

私は彼が中2の時にコーチを担当させて頂きました。

極力全員試合に出したい意向ではありましたが、GKは特別なポジションであり、なかなかチャンスをあげれなかったのを覚えています。
試合に出せず、試合後に30分位ボールを蹴ってあげること位しかできなかった日も多くありました。
小学生時代に県トレセンを経験したが故に、パルセイロでの試合出れない時間は人一倍悔しかったのではないかと思います。

そんな彼は、その試合後の30分の練習も楽しそうにトレーニングしてくれました。
試合中は、自分が試合に出ているかのように大きい声でコーチングをしていました。
試合に出る可能性が低い試合でも、ベンチ脇でアップをしていました。
中2の新人戦で優勝決めた試合では、彼に分析用のビデオ撮影をお願いしましたが、大事なゴールシーンは興奮の余り、映像はブレブレででした。
そんないい奴でした。

そして、高校選手権の決勝戦。
彼のサッカーへの思いが爆発したプレーでした。
チームの為にベンチで声しか出せなかった辛い中学校時期を経験した彼は、
チームの為に自らのプレーでゴールを守れる価値を深く知っている選手となっていました。

市立長野高校も素晴らしい試合内容でした。
一緒にサッカーしてくれた選手が多くいたなか、複雑な気持ちで試合を観ていましたが、将来に繋がるナイスゲームだったと思います。

アンビシャスのみんなは、市立長野より高い技術で、上田西高校より強い気持ちでプレーできるいい選手になれますよ。

上田西高校サッカー部の皆様、優勝おめでとうございます。長野県代表として全国でのご活躍を期待しております。

次の勉強できるチャンスは、11/19(日)「Jユースカップ(JリーグU18)の決勝」が長野Uスタジアムで行われます。
彼らはプロサッカー選手の予備軍です。
それでもプロになれるのは、1~3割程度です。
こんなにうまいのにプロになれないの??と思うかもしれません。
プロってどれくらいうまいとなれるか、その基準を知るチャンス!!

頑張れアンビシャスのみんな!!

<堀澤>