お腹空いてますか?

移籍の相談を受け、現状から逃げての移籍はダメ。

将来に向けて、本気で良くなりたいなら

一緒にやろう。

そんな話をしました。

本人の意思は固く、高校に向けて良くなりたいとの事。

初めは、周りも見れず、その為判断も悪く、プレー成功率は低かったです。

恐らく考え方がわからず、どこを見るのかが整理されていない様子でした。

最近は考え方を整理し、見るものを明確にし、良い判断を手にした様子です。

伴い、成長の成果としてアシストやゴールも増えました。

 

ここで、私はこの選手から学びました。

上手くなる事を求めてる選手を育てるのは簡単だという事。

まだまだサッカーに火がついてない選手に火をつけるかの方が100倍難しい。

ちなみに、薪は伐採から2年で炊ける薪になるそうです。

しっけた薪に火をつけるのは不可能。

しっけた薪に火をつける為には、まずは乾かす事。

それには2年という時を待つ必要がある。

コーチとは、選手の成長の為に「時を待つ」のも仕事なんだなと再確認した近頃です。

コーチとしていくら勉強しても、知識があっても、選手のお腹が空いてないとダメなんですね。

運動の後の水がめちゃくちゃ美味いのと一緒ですね。

 

今週末は、アンビシャス中学生1期生が、U14新人戦北信越大会を掴み、富山に行ってきます。

3日間で未来に向けて選手が最大限伸びるように試行錯誤してきます。

初参加の新人戦は5位と、悔しい思いをしましたが、その後の練習の温度感は素晴らしいです。

このチームが素晴らしいのは、全力で挑み、全力で負け、それを全力受け入れ、全力で悔しがり、それをエネルギー変え、次の一歩を明るく踏み出せる事です。

そんな、心意気のある選手達に囲まれて、私も刺激的な楽しい時間を過ごさせて頂いております。

選手達は全員良くやりました。

今週末の北信越大会、どんな成長、成果が見られるか楽しみだー!!挑戦していきましょう。

成長の種は、挑戦。

頑張れ、長野アンビシャスのみんな!!

ほりコーチ