最も大切な年代を最も大切にするクラブへ
ジュニアユース(中学生年代)を立ち上げて2年目となりました。
結論、立ち上げて本当に良かったの一言です。
理由は、本来サッカーは11人でやるスポーツで、そこからの逆算が小4.5.6年の8人制や小1.2.3年の6人制です。
なので、より洗礼されたスキルの指導が小学生に提供できるようになりました。
元々指導者を志したのは、小学生年代の指導者のスペシャリストになる為です。
なぜ、私が小学生年代のスペシャリストを目指したかというと、その年代がサッカー選手にとって肝心な土台となる部分なのに、大切にされていない現状があるからです。
だから、私はこの年代のスペシャリストになろうと20年前に決めました。
その為に、まずはクーバーコーチングの門を叩きました。サッカーテクニックのメソッド世界一を掲げてるサッカースクールです。遠藤航選手、堂安選手、南野選手、長谷川唯選手などが在籍していました。
クーバーコーチングには、コーチ養成期間があり、そこで指導実践やクーバーの哲学、子どもの心理、救急対応などコーチとしての基盤を学びました。
クーバーコーチングは素晴らしい哲学があるサッカースクールです。
同時にその哲学が、サッカースクールだけではなく、チームの中にあればより良いものになるとも考えてました。
「スクール」と違い、「チーム」には本物の対外試合があり、そこで課題を抽出し、その課題を練習し、また試合をするというPDCAサイクルができます。
ちなみに、ヨーロッパなどのサッカー先進国には「サッカースクール」という概念がありません。
その為、アンビシャスでは小学生年代から「チーム」として活動しています。
その仕上げが中学生年代になります。
今のジュニアユース1期生(中2)は、小学生5.6年で2度の準優勝を経験しています。
そこで判断だけでもダメ。テクニックだけでもダメということを心から知り、そこを中学生年代で取り組み、5月に行われた長野県クラブユースU15では、一つ上の学年相手に、小学生年代の教訓を活かした内容で、6勝1分1敗と結果にも結びつけることが出来ました。
スペインでは16歳を一旦の完成期と考え、16歳までにサッカーの原理原則(仕組み)やそれに伴ったテクニックを徹底的に教え、16歳以降に自由を与えるという考え方です。
現にユーロではスペインの16歳が大活躍しました。
実はアンビシャスも同じ考えです。その為にジャンケンや右左真ん中など小学生でもわかる単語を利用し、サッカーの原理原則をより分かりやすく伝えています。
このように、最も大切な年代を最も大切にするクラブへ一つ一つ成長していきたいと思っております。
是非、長野アンビシャスを有効利用して頂き、首都圏や海外でも闘える選手へと成長してほしいと願っております。
「長野でも育つ」から「長野だから育つ」へ。
ぼーいずびーあんびしゃす。
大志を抱け。
堀コーチ